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美容外科の基礎知識 保険適応ができる(美容)整形とは?

美容整形と一般に言われるものの中には、健康保険が適用されるものがあります。形成外科と美容整形外科では、基本的に治療方法が同じですが、健康保険が適用されるかどうかという点で、分けて考えられる場合が多く、美容外科では自由診療だったものも、形成外科では健康保険が適用される治療として受けられるケースもあります。では、一体どんな(美容)整形や施術方法が、保険適用の対象となるのでしょうか?

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保険適用できる(美容)整形

保険適用で治療が受けられる(美容)整形は意外と多くあります。例えばニキビ治療やホクロ除去は皮膚科などで保険適用となる治療を受けられます。

また、腋臭(ワキガ)・多汗症手術では剪除法や皮弁法といった皮膚を切開して行う手術が保険適用可能です。垂れてきた瞼を持ち上げる眼瞼下垂手術は、放っておけば美容的な問題だけでなく視力の低下や交感神経過緊張症状を引き起こしてしまうケースもあるため、保険適用で整形手術を治療として受けることができる場合もあります。

加藤尚武は、現代における医療行為には次の三つの類型があると説明する。(6) 一つは「根治型治療」であり、患者の側に医療アクセス権があるので、保険の対象となる。次に「救済型治療」であり、根治不可能であると診断された場合に患者に医療アクセス権が成立するが、保険の適用外としてもよい場合もあるものを指す。最後に「医療技術の便宜的利用」であり、美容整形や人工妊娠中絶等、医療技術を用いて患者の希望を達成するもので、実用には社会的承認が必要とされる

出典:(PDF)「再帰化と自己決定権」国際基督教大学学報. II-B, 社会科学ジャーナル, 2009 [PDF]

各(美容)整形の施術方法

眼瞼下垂手術

加齢や事故・ケガなどにより上瞼が下がってしまう眼瞼下垂の手術は、健康保険適用が受けられる治療です。元々一重まぶたであるのを審美的理由で美容整形したい場合は治療に保険適用できないものの、視力や視野に影響が出る眼科花穂であれば保険適用対象となると考えられています。

保険適用が受けられる眼瞼下垂手術には、「上眼瞼切開法」「拳筋前転法」「拳筋短縮法」があります。

「上眼瞼切開法」は老人性眼科花穂の治療に多く用いられる方法で、加齢により皮膚や筋肉が弛緩して眼科花穂になっている場合に、上瞼の皮膚を切除する手術方法です。「拳筋前転法」は拳筋腱膜をまぶたに固定する治療方法で、高い治療技術が求められる治療方法。同じく拳筋にアプローチする治療法としては、筋肉を切除したり固定したりする「拳筋短縮法」もあります。

出典: 「何が美容手術で何が機能的手術か」臨床眼科,48(11),1994

腋臭(ワキガ)・多汗症手術

日常生活に支障をきたすほどの発汗や、腋臭の手術に対する治療も、保険適用が受けられる場合があります。 医師が「重度の原発性腋窩多汗症」と診断した場合、多汗症の治療には、塗り薬による治療や汗腺・神経を除去する手術、ボトックス注射などが健康保険で治療が可能です。

また、腋臭に対しても剪除法や皮弁法といった脇にある汗腺を切除する手術が保険適用として受けられます。

腋臭手術には、他にもローラークランプ法など様々な方法がありますが、保険適用できるものと出来ないものがあるため、治療を受ける際には一度確認してみましょう。

出典: [PDF] 「原発性局所多汗症診療ガイドライン 2015 年改訂版」日本皮膚科学会(PDF)

陥没乳頭手術

乳首がへこんだり、平らになったりしている場合、へこんでいる場所に汚れが溜まり、乳腺炎になりやすくなってしまいます。また、乳腺炎が重症化すれば発熱や悪寒、乳房内への膿瘍など重症になる場合があります。加えて、女性の場合陥没乳頭が授乳の妨げになるケースも。こうした理由から、陥没乳首の治療は美容目的だけでなく、健康的な観点からも治療が勧められます。

陥没乳頭手術には、皮膚の一部で真皮弁を作って、乳首の土台に縫い付ける事で再び陥没しないようにする手術方法や、乳首を引っ張り出して乳首の根元を縫合する手術方法などがあります。乳管が短く、乳首や乳頭が陥没している場合には、将来の妊娠や出産を考えて、乳管を切断せずに、温存して治療を行う方法もあるため、高度な技術が求められる手術でもあります。

保険診療なら全て安心、と思わずに乳腺科など信頼できるクリニックを探してみましょう。

ホクロ除去

ホクロ除去のための治療は、皮膚ガンの一種であるメラノーマの疑いがある場合や、医師が肥大化している、頻繁な出血があるなどの理由で治療が必要と判断した場合、保険適用の治療を受けられます。

健康保険の適用になるホクロ除去は、「メス切除縫合」「くり抜き」「電気メスもしくは高周波メスによる切除」のいずれかの方法のみ。美容整形外科など一部のクリニックで行っている炭酸ガスレーザーによる切除治療は保険適用となりません。受けたいホクロ除去治療が保険適用かどうか。事前にクリニックで確認してみましょう。

ニキビ治療

健康保険の適用となるニキビ治療は、薬の処方による治療が殆どです。ホルモン療法などの治療は自由診療となり、保険適用は受けられません。

保険適用が受けられるニキビ治療は疾患を治すことが目的で、皮膚科での治療が一般的。一方、美容皮膚科でのケミカルピーリングやレーザー治療などは、美肌を目指した治療となるため、自由診療のニキビ治療となります。

出典: [PDF] 「尋常性痤瘡治療ガイドライン 2016」日本皮膚科学会(PDF)

事故によるケガの治療

このほかにも、一般的に美容整形手術と同じ治療内容であったとしても事故などによりケガをした場合の治療は、保険適用として手術を受けられるケースがあります。

保険適用を受ける際の注意点

ここまでご紹介した、保険適用が受けられる(美容)整形は、いずれも症状の緩和や治療など健康を維持するために行われる点が自由診療との大きな違いです。

同じ治療内容でも、症状が軽い場合には保険適用が受けられないケースもあります。原則、保険適用の治療と保険適用外の治療を混合診療することはできませんので、クリニックを選ぶ際には、そのつもりでクリニック探しをしたほうがいいでしょう。

また、心配な場合には事前もしくは初診時に、「保険適用で治療を受けたい」という旨をドクターに相談しておくと安心です。

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